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SAA 【仕事の悟り】
SAA理念「仕事を通して、多様な価値観を統合・融合させ、更なる発展を目指す」
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≪15≫ 「忍耐」は、多者(他者)に対しては「愛」となる ①  【管理職養成講座】
■「忍耐」は、多者(他者)に対しては「愛」となる―1

これまで「耐え忍ぶことで、かなう成功あり」というテーマを
3回にわたり考えてきた。(1月9・11・13日号参照)

「耐え忍び」の成功のための5つのポイントは
 【ポイント1】80℃あたりが、ひとつの魔境
 【ポイント2】他者との比較で焦ってはならない
 【ポイント3】温度に応じた役目に生きる
 【ポイント4】水を熱する方法は、一通りではない
 【ポイント5】総花的になり、目標を見失ってはならない

この「耐え忍び」は
●「自分自身」に用いれば「修行論」「成功理論」となり
●「多者(他者)」に対して用いれば「愛」「育成」となる。

今回から「耐え忍び」の成功のための5つのポイントを他者、
特に部下の育成に応用展開して考えてみたい。

*******************************
【ポイント1】「80℃あたりが一つの魔境となる」の応用編
*******************************

「耐え忍び」に成功するための「5つのポイント」の1番目が
「(水が水蒸気になる姿に例えると)80℃あたりが一つの魔境となる」
という話であった。

80℃あたりまでエネルギーを蓄えると、自分でも「努力してきた」と
いう実感が湧き、「見返り(評価・成果)」を求める気持ちに変わる。
しかし、80℃では、依然水は液体のままであり、水蒸気という理想の
姿には変化していない。

この理想(気体)と現実(液体)のギャップが耐えられなくなり、
○結果を焦って無理をし、失敗に終わる。
○結果が出ないことで自暴自棄になり、諦めてしまう。
…ということが起こりやすいのが80℃頃である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

では、このとき管理職および管理職にならんと目指すものは、どのよう
に対応すればよいのだろうか?

よく見受けられるパターンとして、次のようなものがある。

【タイプA】
「どうなった?まだ成果は出ないのか?」
「こんなことで大丈夫なのか?」
「ちゃんとやってるのか?」
 …など、部下の不安を募らせ、焦りを助長させる。
 ⇒すべて部下(他人)のせいにし、「部下を育成する」という 
  「自分の責任」への対策は見受けられない。

【タイプB】
 部下の努力が待てず、全部自分でやってしまいたくなる。
 自分でやったほうが、思い通りにサッサとことが運び、自分が楽。
 いつまでたっても自分ひとりが仕事をし、人に仕事を任せられない
 「上司」兼「部下」の自分がいる。
 ⇒「自分」は優秀であるという視点を捨てられない。
  専門職や参謀としては成功できても、人を育成する立場に立つと、
部下の可能性の芽を摘み取りがち。

このように、【タイプA】のように、他人(部下)のせいにばかりし、
ベクトルが自分に向かない人も、【タイプB】のように、自分にばかり
に視線が向き、他人(部下)の育成に向かない人も、部下を「負け犬」
にし、自分自身も、管理職としても大成できない。

管理職には、「自と他のバランスにおいて耐え忍ぶ」という、高度な
耐え忍びが要求されるのだ。

そういう意味で、部下の80℃あたりの魔境は、上司にとっても、
部下を育てる勘所、そして上司が上司として器を広げるチャンスとして
「耐え忍ぶ」要所である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

では、部下が80℃の魔境に陥りそうなとき、管理職として取組むことは何か?

■1:「部下と共に、必ず仕事を成功させる」という管理職自身の決意。

それが仕事である以上、まず「必ず成功させる」という覚悟が必要だ。
しかし、その中に“部下と共に”というキーワードが入らなくてはならない。部下だけでも、自分だけでもない。部下と共に…である。
(実際には、部下だけでは不十分で、管理職の力をもってして成功する
仕事も多い。ともすれば「自分がやれば出来る」「自分が成功させる」
と自己満悦しやすいが、「組織が有機体として機能」するためには、
「部下と共に成功させている」と、自分に言い聞かせることも必要。)

■2:次に、「80℃まで来た、部下の努力を認める」。

80℃まで来たということは、部下もかなりの努力をしている。
“過去の”部下の実力からみると100%の力を出し切っている場合
もある。力を出し切って疲弊している部下に、ハッパばかりかけても
前に進めない。

そんなときに必要なのは、「80℃まで来たんだよ」と、現在の位置を
確認し、認めてあげることだ。

部下が焦る理由は、水(液体)と水蒸気(気体)の認識しかない
…つまり、0か100か、失敗か成功かしかない。
だから、80℃という立場に不安を感じ、自分が報われない気がする。

このとき、80℃における努力と成果を上司が「確認し、認める」こと
で、部下の中に「80℃の足場」ができる。
どんなに深い谷も、自分の身近に足場があれば恐怖が薄らぐ。
そこを基点に上ればよいからだ。
部下が、上に登ることに夢中で、足場無くもがいているならば、
上司が、そこまでの努力・成果を認めることで、80℃の足場を作って
あげればよい。

■3:部下が現在地点(80℃)を確認し、足場が固まったならば、
もう一度、理想を明確にする。

部下が80℃の魔境に陥る理由のもう一つが、「何のために100℃を
目指していたのか、その理想を見失う」ことにある。

部下としては、80℃地点で、過去の自分から見た全力を、既に出し
切っているように思える。
この“過去”の自分から見て「限界」だと思える地点を脱出する
=限界突破するために必要なのは「明確な理想」である。
つまり「何のためにやっているのか?」という「使命感」である。
それが、自分のためだけでなく、“多くの人の幸福のために”取組ん
でいるならば、“自分の限界”は突破される。

部下の限界を突破し、上司である自分自身も成長するためには、夢の実
現によりもたらされる「社会への貢献」、「幸福の増進」を明確にし、
その明確な理想の力で、現実を引っ張ることだ。

何度でも、その理想をありありと描き、その実現により持ち来たらされ
る社会の幸福を、心に刻み込むことだ。(「真年の誓い」参照)

理想を明確にしたならば、「部下のあと20℃の努力を、理想の成就を
信じ、共に耐える」ことを部下と共有することだ。
それは、「管理職としての新天地(水蒸気)」に向けての20℃でもある。

「耐え忍び」とは成功するための時の刻み方」。
普通の人なら諦めがちなときに、踏ん張って
「焦らず、諦めず、淡々と努力し続けること。」である。

さあ、この「耐え忍び」の道を共に歩もう。


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